神奈川県川崎市カリタス学園殺傷事件と元事務次官の引きこもり長男殺害事件に思うこと

 

注意|事件の詳細記事ではなく、筆者の感想です】

最近、立て続けに物騒な事件が起こってる。

神奈川県川崎市登戸のカリタス学園で起った川崎殺傷事件(2019年5月28日)と元事務次官が引きこもりの長男を殺害した事件(同年6月3日)だ。

どちらも「引きこもり」というキーワードが大きく報道されているが、前者の川崎殺傷事件は引きこもり本人(51歳)が子供たちを殺傷した加害者で、後者の元事務次官の事件は引きこもり本人(44歳)が父親(76歳)に殺された被害者である点が違う。

引きこもっていた人物が一方では加害者に、もう一方では被害者になるという正反対の構図。どちらも51歳と44歳のいい歳の中年男性。

年齢を見て、この2人と世代が被るボクは、ふと昔のことを思い出した。

中高年引きこもりや子供部屋おじさんを生み出した1990年代の世相

今の40代から50代といえば30年ほど遡った1990年代には10代20代で、その1990年代はバブルが弾けて終身雇用や年功序列制度が壊れ、世の中の空気が大変換した時代だ。

フリーターとか派遣社員なんてのが世間に出回りだしたのが、この時期だったと思う。

その頃はまだバブル景気の余韻が残っていて割のいい高時給なバイトがいくらでもあったから、(今と違って)非正規のフリーターや派遣社員には不景気って感覚がほとんどなかった。

それどころか、

「サラリーマンなんかダサい!」

「これからは遊びながら働く時代なんだよ」

などと大見得を切ってた人が多く居たんじゃないかなあ。

 

このボクもそういった世相に流されて「大学⇒就職」という正規のレールを降りた一人だ。

といっても、サラリーマンがカッコ悪いとかスマートに稼いで人生を楽しみたいなんて感じじゃなく、どちらかっていうと人生に嫌気がさして日陰の草むらへ逃げ込んだと言った方がいいかも知れない。

ここら辺のことは、パチプロをしていた頃の青春回顧録記事を書いてるので、よろしかったらどうぞ。↓↓↓

パチンコ回顧録
1990年代、まだ体感器の使用が合法で攻略プロたちが全国のパチンコ屋を巡って暗躍していた時代の話。ひょんなことから知り合った攻略プロとの出会いがキッカケで、その道へと足を踏み込んだ筆者の回想や攻略プロたちとの交遊録。

 

※余談だけど当時人気絶頂だった羽賀研二出演の「フリーター」っていう映画が、その頃の浮ついた世相をよく表してて面白なつかしい。(残念ながらVHS版しかありませんが)

 

1990年代に正規のレールから外れたか若しくは上手く乗れなかった連中が、時間のの経過と共に中高年ニートになって行ったんだろう。

そこら辺の経緯はボク自身が実際に体験しているので嫌ってほどわかってる。

調子が良かったのは20代までで、30代になると途端に仕事が減り、40歳が見えてくる頃になると完全に社会からこぼれ堕ちた自分に気づかされる。

ダサいだの社畜だのとバカにして下に見ていたサラリーマンたちは、いつの間にか会社でそれ相応の立場に就き、私生活では結婚して奥さん子供と幸せな家庭を築いている。

コツコツ努力してきたアリと好き勝手に遊んできたキリギリスの差がハッキリと見えて来る。

 

ボクは30歳になる頃に人生の立て直しを図り出して、幸運に恵まれて今の生活にたどり着けたけど、そうも行かずに人生の表舞台から消えて言った友人知人も多い。

努力もしたけどそれだけじゃダメで、やはり運の良さもあったと思う。

一歩間違ってたら、ボクも冒頭に掲げたような事件をやらかしてる可能性が大きい。

ここら辺は本当に運だと思ってる。

 

100万人以上居る引きこもりと安息の場所がない今の日本社会

孤独1

 

100万人以上いる引きこもりと安息できる場所がない今の日本

ボク自身も引きこもりの時期があったし、今だって自宅でPCをカタカタやる生活をしてるから、こういった引きこもり関連の事件は他人事とは思えない。

そもそも子供の頃から学校に馴染めなかったし、大人になってからも真っ当な社会人にはなれなかったから、やはり自分は社会不適合者なんだろうな。

 

先日内閣府が調査したところによると日本には引きこもりが100万人以上いて、そのうち40歳以上の中高年引きこもりは約60万人とのこと。性別では7割が男性だとか。

ただ、この調査結果はそのまま鵜呑みにはできない。

ある専門家によると実際には倍の数字になるという人もいるし、性別調査だって精度に欠ける気がする。

同じ引きこもりでも、女性の場合は「家事手伝いです」という逃げ道があるし、週3日ほどのパートでも世間的に通りやすいという下地がある。

 

大変な時代だなと思う。

会社に勤めて働いてれば経済的にはなんとかなってもパワハラやリストラ、サビ残などで心身を擦り減らすし、かと言って無職ニートになって自宅に引きこもると今度は犯罪者予備軍にされるんだから。

どこにも安息できる場所がない時代なんだ。

 

鶴見済さん主催の「不適応者の居場所」

鶴見済さんがやってる「不適応者の居場所」という集まりが頭に浮かんだ。

不適応者の居場所: tsurumi's text
不適応者の居場所,鶴見済 公式ブログ

不定期ではあるけどほぼ毎月のように開かれてる集まりで、世の中にうまく適応できない人たちが孤独のダークサイドに落ちないように、みんなで集まってアレコレ駄弁ろうっていうイベントだ。

残念ながら、東京でしかやってないので地方住みの人は行きたくても行けないが。

主催者は「完全自殺マニュアル」の鶴見済さん。この界隈では、この人抜きでは語れないほどの大御所だ。

 

こういう集まりが全国の至る所にあれば、少しは引きこもりたちの安息につながるんじゃないかと思うんだけどな。

実際は田舎になればなるほど地域社会の目がうるさくてこういうイベントは開きにくいだろうし、たとえ開いたとしても参加しづらいかも知れないけど。

 

まとめにならないまとめ

まとまりのない文章だったけど、自分でも何が言いたいのかわかってない。

それだけ今回の事件にはショックを受けたし、いろいろ思うことが多くあり過ぎて収拾がつかない。

ただただ、自分は今の生活を何とか維持して行きたいと思う。

少なくとも経済的な問題だけは自分でやって行けるよう勤めていく。

でないと、いつ自分もああいう事件を起こさないとも限らないから。

こう言ったら身も蓋もないけど、結局は経済的な自立ができるかどうかなんじゃなかろうか?

それさえできれば後は何とかなるような気がするし、実際自分の場合に限って言えばそうだから。

親とソリが合わなければアパートでも借りて別々に暮らすことができるし、実家で一緒に居ても経済的に自立していればそうそう親子間で対立することもないんじゃないか。わからんけど。

今ニートや引きこもりで将来が見えない人は、どうか捨て鉢にならず活路を見出して欲しい。

親子間での取り返しのつかないイザコザや社会的な事件だけは思い止まって欲しい。

人生がもったいないと思うから。

無責任なことや偉そうなことは言えないけど、ほんのちょっとしたキッカケで人生が好転することってあるから。

どうかあきらめないでください。

一つのキッカケになればと思って以前書いた記事があるので、気が向いたらでいいので読んでみて欲しい。

じゃ。

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