パチプロエレジー

以前、パチプロを辞めた理由をつらつら記事にした事がありました。

パチプロ 廃業 3つの理由

TVや雑誌では華やかでカッコイイ風に見えるかも知れませんが、現実のパチプロというのは思ったよりも地味だし、何よりも哀れだったり惨めな部分が多くありました。

今回は、そういった些細ではあるけど心に残ったエレジーを一つ。

アフターコーヒーをケチるなんて・・・

ある時、パチンコ屋で偶然一緒に打つことになった同業のMさん(当時40代後半の攻略プロ)と遅めの昼休憩をとりに近所の喫茶店へ入った時のことです。

ランチを食べ終わった後、少しお喋りする流れだったのでボクが食後のコーヒーを頼もうとしたら、Mさんは「俺は要らないよ」と言って頼まなかったんですね。

その時は単純に「食後のコーヒー類は飲まない人なのかなー」と思ったんですが、喫茶店を出てパチンコ屋に戻った際に、Mさんが自販機でコーヒーを買っているのを見かけたんです。

ボクが「アレッ?」という表情をしていると、Mさんはこう言いました。

「喫茶店(のコーヒー)は高いからなあ。パチンコ屋で買えば70円で済むべ。笑」

(※当時のパチンコ屋では紙コップの飲み物が70円で買えた)

40代も後半になる男性が、喫茶店でのアフターコーヒーさえもケチるなんて・・・。

その時のMさんは少し照れた表情で半笑いしたのですが、ボクにはその顔が酷く下卑(げび)て見えました。

「こんな風にはなりたくない」

Mさんには悪いですが、その時の正直な気持ちでした。

パチプロには金銭管理のだらしない人間が多く居ることは前にもお話したと思いますが、だからといって100円、200円をケチるのもどうかと思いましたね。

しかも40代の男が20代の若い奴(ボクの事です)を前にして、です。

(別にそれを期待してたわけではないですが)本当なら年配の人が若輩にコーヒーのひとつぐらい奢るものじゃないのかなあ、とも思いましたね。

今なら分かるんですが、Mさんは不安だったと思うんです。

40代にして未だパチンコで生活している自分の将来が。

パチプロはフリーターと同じで若いうちだから許されるし、なんとかカッコのつくところがあると思います。

フリーターにせよパチプロにせよ30歳を超えた辺りから徐々に世間の通りも悪くなり、40代や50代になってもやってたら、やはりいろいろと不都合が増えて来るのではないでしょうか。

もしもボクが今からもう一度「パチンコで生活しろ」といわれても、多分ムリな気がします。

ノウハウとか立ち回りとかいったスキル面ではなく、おそらく気持ちがもたないでしょう。

うまく伝わらないかも知れませんが、おいしい攻略ネタで月に100万稼ぐよりもマトモな仕事で30万稼ぐ方が精神的に落ち着けるといった感じでしょうか。

ここでは要するに「アップダウンの激しい収入よりも安定した収入の方が精神衛生上良い」ということです。安定して毎月100万円が入って来るのならそれに越したことはないですが、パチンコでそれは無理な話ですから。

パチプロの飲み会もサラリーマンのそれと同じで時間の無駄

いわゆる「飲みの席」も、あまり好きではありませんでしたね。

赤提灯で会社の悪口や有りもしない武勇伝を食っちゃべってるサラリーマンと同じです。

そういうのってしゃべってる方は良いでしょうが、聞かされる側は溜まったもんじゃありませんから。

ボクは当時そういう付き合いの中では年少の方だった為「聞かされる側」でしたから、毎回辟易してました。

「プロって言うものはなあ~」といったパチプロ論から始まって、人生の矜持とか過去の武勇伝とかetc 本当にクダラナイ。

そんな立派な人間がパチプロなんかやってるわけないでしょうに・・・。

そんな彼らを見ていて思ったのは、「誰からも愛されていない」ということでした。

誰からも愛されていないから、酒席にかこつけて他人に絡んでいく。

誰かに自分を認めて欲しいから、偉そうな人生論や有りもしない武勇伝をバラ撒く。

結果、かえって周囲から疎まれて嫌われていく。

そういう人を何人も見て来たので、自分は(目下や後輩に)ああいう真似はしないように気をつけて来ました。

と同時に、ああいう風にならない為にも早く今の生活(パチプロ)から足抜けしようという気持ちにもなりましたね。

もう一つ、と思ったんですがここらで止めておきます。

なんだか気持ちが沈んできたので。笑

特に今頭に浮かんだ残りの一編はあまり思い出したくない内容なんです・・・。

またの機会があれば、その時にでも。

それでは。

シェアする

フォローする