息抜きに、この業界の「あるあるネタ」でもお話しましょう。
あくまでボクの個人的な感想ということでお聞き流しくださいね。
では、始めましょう。
高学歴な塾長は成功しない
これ、結構当たってるんじゃないかと思うんですが。
これまで見てきた範囲では、成功している塾のオーナーさんってたいがい学歴的にはアレ?って感じの人が多かったんです。
ほとんどが私立の3流大学卒とか国立でも田舎の駅弁だとか、そういったレベルが多い印象ですね。
別に塾をやるのに資格や学歴は要らないんですが、受験勉強を教えるからには水準以上の学歴はあって欲しいと思うのはボクだけでしょうか。
現実はそうではないようですが・・・。(あまり表立っては知られていないようですが、風俗店やパチンコ屋のオーナーさんが名刺用にやるケースもあるようです。)
学歴詐称は当たり前
多いです。
さすがに無名大学を東大とか京大だとかに詐称する人はいませんでしたが、姑息な詐称が多かったですね。
例えば一時期よく居たのが院ロンダです。
あと、総合大学の中で自分より偏差値の高い学部だとウソついたり。(ex文学部⇒法学部)
子供の前では偉そうなことを言ってる先生たちですが、やってることは子供以下です。
塾の歴史は分裂の歴史
新しく塾を開業するにあたって、1番苦労するのが生徒集めと講師の確保です。
講師の確保は後回しでもいいのですが、生徒だけは真っ先に集めなければ生活ができません。
なので、雇われ講師が独立する時には塾長を裏切って、そこの生徒や講師も一緒に引き抜いて行くケースが多いんです。
もともと塾というのはブラック雇用の典型ですから、安い賃金でこき使われた恨みもあってのことなんでしょう。
「アイツ(塾長)のベンツ(これは塾業界に限らない事でしょうけど、小金ができたらベンツというのが定番みたいですね)や飲みの金は俺たちが出してやってたんだから、生徒や講師を引き抜いても当然だよ」と言いながら独立して行った人は結構いましたね。
そして、独立を果たした新塾長さんが自塾のスタッフを大事にするかといえば現実はそうではなくて、やはりまた自分がされたのと同じように安い賃金でこき使うんです。
人間の業ですね。笑
そしてそれに嫌気がさした講師が謀反を・・・その繰り返しが塾の歴史です。(もっとも大きな謀反騒動は関西の浜学園vs希学園の一件でしょう。あれは浜学園のオーナーさんがダメすぎましたね。前田先生が怒って独立するのも無理ありません)
No1や専門家がいっぱい
これも多かったですね。
とにかく「地域No1」とか「数学日本一」とか「英語の専門家」がやたらと居ました。
ボクの知ってるだけでも日本一の講師なんて10人以上いましたよ。笑
いったいどういう基準で順位を決めてるんでしょうね。
本当の専門家とかNo1ていうなら東大や京大で教授にでもなってると思うんですが。
本人たちもそこら辺は気にしているようで、受験数学とか受験英語とか表現して自分達のやっているのは受験用で、大学のそれは学問だから別枠なんだみたいに上手くかわしている人が多いですね。
数学や英語に受験も学問も無いと思うんですが。
大学レベルからすれば、所詮は中高生レベルの初歩的な勉強だというのは変わらないと思うんですけどね。(駿台や河合に限っては話が違ってきます。あそこらは大学教授クラスの本物がいます)
まあ、どれも自称ですが。
人気のある講師は島田紳助タイプ
これはほぼ100%だと思うんですが、どうでしょう。
つまり口が巧いってことです。
うまいというのも「上手い」ではなく「巧い」の方です。
弁舌さわやかというよりも、二枚舌三枚舌という巧(たく)みな感じ。
例えが悪いですが、詐欺営業マン的な人のことです。
具体例を挙げると、生徒を前にしてこんなトークがベラベラできる人ですね。
「人生は学歴なんかじゃねえ!んなこたぁ分かってるんだよ。合格した大学の偏差値で人間の価値なんか決められてたまるかってんだ、ドン!(途中、タイミングの良いところで黒板をドン!って叩く演出をすると効く)でもョ、今の腐った世の中じゃあ学歴ってのがねえと不利な扱いになるんだ。じゃあョ、東大でもなんでもブッ倒してやろうじゃねえか、なあ、おめーら!(巻き舌で言うのがコツです)」みたいな。
ボクでは巧いこと言えませんが、この手のトークが巧い人は中高生に人気が出ますね。
ちなみに、この手の講師でハイレベルな実力を持った人はほとんどいませんでした。
なぜか、元ワルとか元ヤンキーだったとかいう人が多かったですね。真偽は不明ですけど・・・。
個人的な見解では、塾講師になるような人は大したワルじゃなかったと思うのですが。
今日のところはこの辺で終わりにします。また気が向けば続編を書くかも知れません。
それでは。
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