『麻雀放浪記2020』は完全にアカンと思う。

 

麻雀放浪記2020

 

来月(2019年4月5日)に公開される予定の『麻雀放浪記2020』なんだけど、コレ、完全にアカンやんか・・・

最近騒動になってるピエール瀧さん絡みで知ったんだけど、ネットでいろいろ調べてみたら・・・オリジナルの『麻雀放浪記』ファンとしては卒倒モノでしたよ。

 

先ずねえ、時代設定がもう既にアカンでしょ。

『麻雀放浪記』ってのは戦後昭和のレトロ感・アナログ感がその妙味だったわけでね、その芯にあたる時代背景を未来の日本に変えてしまうことが、もうすでに失敗じゃないの?

しかもタイムスリップですよ!? 一体なんでこんな酷い設定にしたんだか。

刺身にクリームシチューをかけて「和と洋をハイブリッドさせた新感覚料理です」とかやるのと同じくらいのミスマッチだよ。

そんなもん生臭くて食えたもんじゃない。(実際にやった友達がいましたが、非常にマズかったです。笑)

センスに欠けてるんじゃないのか、このストーリーを考えた人は。

 

キャスティングをオリジナルと比較して酷評する

キャスティングを見て思ったのは、阿佐田哲也が生きてたら絶対に許さなかったろうなってこと。

なんなんだい、こりゃ。

すべてがすべて、オールミスキャストじゃないのか?

以下に酷評して行くよ。

 

主人公|坊や哲

オリジナル|真田広之

坊や哲

 引用:オールキャスト2時間ドラマ

2020|斎藤工

坊や哲2020

引用:東映「麻雀放浪記2020」

2020の坊や哲って誰がやるんだろーって思ったら、右上の斎藤工だった。

この妙に斜に構えた佇(たたず)まいは、一体何なんだ?

オマエはマッチ(近藤真彦)か?

首からかけた不自然にキレイな手拭と小豆色の腹巻が全然似合ってない。

そもそもからしてだ、手拭とか腹巻ってのは坊や哲がするもんじゃないだろう。

それはドサ健や出目徳がやるもんだよ。

ここら辺がこの映画のおかしなところなんだよな。

こういうカッコ(首から手拭や腹巻)さえしとけば戦後の昭和感が出るとでも思ってんのかね。

戦後の昭和にあんな清潔な身なりの麻雀打ちなんか居るわけないだろう。

せめて手拭や白シャツには汗とか醤油の跡をつけておくぐらいのことはやっといて欲しい。

まったく浅はかというか何というか、腹立たしい。

オリジナルのイメージが台無しじゃんよ。

 

ドサ健

 オリジナル|加賀丈史

ドサ健オリジナル

引用:徒然な視点

2020|的場浩司

ドサ健2020い

引用:東映「麻雀放浪記2020」

無理に強面風を装ってる的場浩司が鼻につく。

自然体じゃないんだよね。

オリジナルの加賀丈史がいいのは、力まなくても自然にチンピラ感が出てるところ。

本物と偽物の違いなのかも知れない。

 

出目徳

 オリジナル|高品格

出目徳オリジナル

 引用:#名古屋章medias

 

2020|小松政夫

出目徳2020

引用:東映「麻雀放浪記2020」

小松政夫に恨みはないけれど、高品格以外の人が「出目徳」をやっちゃアカンですよ。

アレはもう高品格ですべてが完結しきってるというか、代役は考えられないわけで。

老獪な存在感が身体全体からにじみ出ていた高品格に比べると、小松政夫の出目徳は貧相すぎて役に負けてる。

いや、役にではなく高品格に負けてると言った方がいいか。

高品格はたとえ刃物を突きつけられても(逃げ出さずに)麻雀を打ち続けるしぶとさがあったけど、小松政夫はすぐさま謝って逃げちゃうイメージがある。

コレは本当にキャスティングミスだと思うな、残念。

 

女衒の達

 オリジナル|加藤健一

女衒の達

引用:オールキャスト2時間ドラマ

2020|堀内正美

女衒の達2020

引用:東映「麻雀放浪2020」

ま、正直、この役はどうでもいいんだが。

一応、一言二言付けておこうかな。

この「女衒の達」って脇役は、個人的どうも好きじゃない。

なんだかストーリーにそもそもあってない気がしてオリジナルの頃から不要だと感じてた。

今回、2020で似たり寄ったりの役みたいだけど、キャスティングは可もなく不可もなくといったところか。

ただ、やはりオリジナルの加藤健一のネチネチしたところが女衒っぽくはあると思う。

2020の堀内だと、どこかの親分さんみたいな感じだよ。

 

オックスクラブのママ

オックスクラブのママについては、もう言うのが嫌になったから止めとく。

さすがにアカンでしょう、これは。

もう勝手にしてくれって感じ。

 

『麻雀放浪記2020』についての総括

阿佐田哲也が生きてたら絶対に許さなかったんじゃないか。

この手のリメイク版ではいつものことなんだが、その97%が失敗する。

原因は変に手を加えすぎること。要らんことをするわけさ。

サイボーグ009、デビルマン、戦国自衛隊、どれもこれも変にアレンジしちゃったから失敗したんだよ。

上手く行ったのは『白昼の死角』と『服部半蔵・影の軍団』の2つぐらいだと思うんだが、それはこの2作品がリメイク版にほとんどアレンジを加えなかったから。

 

ケンタッキーフライドチキンの創業者・カーネルサンダースが「世界中にあるケンタッキーの中で日本が1番成功している」といったらしいが、その理由は「本国のマニュアルを忠実に再現しているから」だとか。

やはり、オリジナルが良いのはそれが完成されたものだからであって、変に加工修正なんて加えても質が落ちるだけなんだろう。

映画も食べ物も、この点は同じだ。

 

あえてアレンジを入れるとしたら、真田広之や加賀丈史、大竹しのぶといったオリジナルメンバーを別役で出したら良かったんじゃないか?

もちろん全員じゃなく、1人か2人だけ。多過ぎるとシツコクなっちゃうからね。

個人的には真田広之を老け役で老獪な麻雀打ち(つまり、出目徳に重ねるわけ)として出すとか、大竹しのぶをオックスクラブのママ役で出すとかさ。

そういう遊び心がワンポイントがあると、往年のファンは喜ぶんじゃないか。

 

まあ、ここで何を言っても仕方がないんだけど、せっかくの名作をリメイクするならもう少し考えて欲しいよね。

じゃ、ここらで・・・。

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