セルフカット用バリカンの選び方と注意点
結論から言います。
セルフカットで使うバリカンは以下の3点で選んでください。
- 刃の水洗い可
- 充電式(コードレス)
- アタッチメントの種類が豊富かどうか
それぞれ項目について詳しく見ていきましょう。
1.刃の水洗い可、できれば防水加工|手入れの簡単さ
刃の水洗いができるタイプを選んでください。
バリカンは毎回使った後に刃に付いた髪の毛をとって掃除しないといけないんですが、水洗いができないタイプだとブラシを使ってちまちまと刃に挟まった髪の毛を取らないといけないので面倒なんですよ。
なので水洗い可のものを選びましょう。水道でジャーと水で流せばいいから楽です。
普通は水洗いした後に付属のオイルを塗ってメンテナンスをするんですが、今はオイル差しが不要の自動研磨システムを持ったバリカンも出ています(フィリップ社製)。が、ここまでは望まなくてもいいでしょう。最低限、水洗いができさえすれば十分です。
そして出来ればなんですが、防水加工が施してあれば言うことありません。というのも、1番お手軽な使い方が(湿気の多い)風呂場でカットしてそのまま頭を洗うというパターンなんですが、防水加工のバリカンなら気兼ねなく風呂場で使えますから。
2.充電式(コードレス)
バリカンの電源様式は「交流式、充電式、電池式」の3タイプがあります。
交流式というのはコンセントにコードを差し込んで使うタイプで、もっとも一般的なやつですね。(家のコンセントが交流だからこう呼ばれます)
充電式というのはその名の通り充電して使います。コードレスなのでコンセントのない場所でも使えるというメリットがあります。(充電用バッテリーを内蔵している分やや値段が高い)
なぜ充電式がおすすめかというと、おそらくカットする場所にはコンセントがないからです。たとえば風呂場とか庭とか玄関とかね。(コンセントのある居間では髪の毛が散ってしまうので使い勝手が悪いでしょう)
仮に風呂場にコンセントがあったとしても、交流式のバリカンにコードを差し込んだまま水っ気のある風呂場では使わない方がいいでしょう。感電の可能性があるからです。
また、ちょっとしたことなんですがコードがあるとバリカンをあてる時に邪魔っ気なんです。特に自分でカットする時にはコードが嫌ですからなるべくコードレスの充電式がいいですよ。
最後の電池式はハッキリ言って止めた方がいいです。なぜならパワー不足で満足なカットができないんですよ。ちょっとした旅行に持って行く携帯アイテムと考えた方がいいですね。
3.【最重要】アタッチメントが豊富
アタッチメントというのは、バリカンの先に取り付けてカットする髪の毛の長さを調節するアイテムです。
このアタッチメントがあるからシロートでも簡単にカットができるんですね。バリカンの要の部分と言えます。
たとえば、刈り高さが3㎜のアタッチメントを使えば3㎜の長さを残して刈ることができます。
上の図では刈り高さが3㎜、6㎜、9㎜、12㎜の4種類のアタッチメントがありますが、このアタッチメントの種類が多ければ多いほど髪の毛の長さの調節ができるというわけ。
髪の長さにこだわりが無くて坊主頭で良いという人にはアタッチメントは不要ですが、そうでなければアタッチメントの種類が各自の髪の長さに応じて付属しているかどうかを買う前にチェックしてください。
坊主頭以外の調髪をする方なら、スキ刈り用のアタッチメントが付属しているモノを選びましょう。
ちなみに、髪の毛の長さって頭の部分部分によって違いますので御注意を。たとえば頭のてっぺんから出てる髪は長いですが、耳周りとかモミアゲは短いです。
今試しに自分の髪の毛の長さを測ってみてください。部分部分によってかなり長短があるので、アタッチメントが豊富にあった方が良いという意味がわかりますから。
補足:騒音や充電式バリカンの使用可能時間は気にする必要はない
他のサイトを見ていると、「バリカンの音がうるさくないものを選べ」とか「充電式の使用可能時間に注意して選べ」とかありますが、どちらも気にすることはありません。
今どきのバリカンで騒音が元で隣近所から文句が来るなんてありえませんよ。それよりTVやトイレの音の方が大きいでしょうから。もしも気になるなら家電屋さんへ行って試しに電源をonにしてみればいいです。全然気になりません。
同じく使用可能時間もいちいち気にする事ではありません。今どきのバリカンはどれも一回のフル充電で30分以上は使用できます。慣れてない初回はもたついてしまうかも知れませんが、通常は30分もあれば十分です。(散髪屋さんでバリカンをあてる時間を考えてください。30分もあてないでしょう)
それに慣れていなくて途中で電源が切れてしまっても、もう一回充電して続きをすればいいだけの話です。不必要に高機能なモノは値段が高いだけで損しますよ。
あまり細かいことまで気にしないのが買い物のコツです。
価格と機能性を考えたバリカンおすすめランキングトップ3&注意
ここからは価格と機能性を考えて選んだおすすめのバリカンを紹介していきますが、その前に一つアドバイスを。
家電屋さんに行って価格を見て回ると、下は1980円から上は1万円チョイと幅広いんですが、価格的には「上と下は削る」ことです。
意味するところは安すぎる商品は安かろう悪かろうの可能性が大きいし、高い商品は使わない機能が多くてかえって「宝の持ち腐れ」になるからです。
バリカンに限ったことではないですけど、価格帯の広い商品を選ぶ時には平均的な(真ん中の)価格帯から選ぶことです。そうすることで失敗しないで済みますから。
今回のバリカンでいうと、だいたいですが3000~7000円あたりでしょうか。
では、能書きはこれぐらいにしてGO!
【おすすめNo1】パナソニック「カットモード ER-GF80」初心者でも失敗のない至れり尽くせり商品
おすすめのバリカンに必ず出てくるパナソニックの超定番商品。
「刃の水洗い・充電式・アタッチメントの豊富さ」すべてをクリアーしているのはもちろんのこと、初心者のためにバリカンの使い方を解説したテクニックブックが付いているのが親切。
特にこの商品をおすすめNo1にしたのはアタッチメントの豊富さがズバ抜けているから。
スキ刈り用のアタッチメントが最大70㎜あるので長めの調髪がしやすく、耳周り専用のアタッチメントが付いているので(難しいとされている)耳周りのカットも初心者にやりやすくなっています。
また、パナソニック公式サイトで実際のカットのコツが動画でていねいに説明されているのがポイント。この動画と付属のテクニックブックを見ながらやれば初心者でも大きな失敗はしないでしょう。
とにかく至れり尽くせりの商品だと思いましたね。パナソニック商品の中でもダントツだと思いますよ。
【おすすめNo2】フィリップス「ヘアーカッター HC3412/15」自動研磨システムでオイル差し不要の楽ちん商品
「刃の水洗い・充電式・アタッチメントの豊富さ」の基本3点はすべてクリアーしている上に、この商品はフィリップスのお家芸である自動研磨システム搭載でオイル差しが不要という手軽さ。
ということは、刃の水洗いさえすれば後は何もしなくてもいいのでメンテナンスが楽ということ。
正直言ってNo1と大差はないと思うんですが、No1のパナソニック商品にはカットの解説ブックや動画がある分、より初心者向けではないかという観点から敢えてNo2としました。(ここら辺は各自の好みですね)
【おすすめNo3】パナソニック「ヘアカッターER-GC52」パナソニックの2番手商品
パナソニックの2番手商品です。No1の商品に比べるとアタッチメントの豊富さでは負けてるんですが、他の商品と比べると十分です。
もちろん「刃の水洗い・充電式・アタッチメントの豊富さ」の基本3点セットはちゃんとクリアーしているので安心です。
特に可もなく不可もない平均的な商品の代表です。
【その他参考】テスコム「スキカット TC395-A」
「刃の水洗い・充電式・アタッチメントの豊富さ」の基本3点はすべてクリアーしていて、スキ刈りアタッチメントもちゃんと付属しています。
正直言って、No3以下はどれもこれも似たり寄ったりで後は各自の好みなんですよ。
ココに挙げたテスコムの商品もクオリティ的にはNo3とほぼ同じですで、後は馴染のあるメーカーであるかとか値段とかですね。
なので、初心者で何もわからないのであれば取りあえずNo1かNo2のどちらかにしておけば良いと思ってます。(値段も平均的な中間価格帯ですし)
ま、記事前半で書いた基本3点さえ気をつけていれば大きな失敗はしないと思いますので、各自のお好みでどうぞ。
※後日、実際にセルフカットしてみた体験記事を書きましたので、よろしかったら立ち寄ってみてくださいね。
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