昭和のおススメ名作マンガ・アニメランキング

子供の頃からマンガやアニメが大好きで、アチコチの本屋をうろついてた。

特に古本屋とマンガ専門店にはよく通ってたなあ。

昔の古本屋は今のブックオフなんかとは違って、ホントの古本が置いてあるわけ。

見たこともない上の世代のマンガが見つかってね、それが面白かったんだよね。

マンガ専門店ていうのもあった。

こちらは古本じゃなくて流行のマンガばかりだったんだけど、マニアックっていうのかな、普通の本屋じゃ置いてないような本がそろえてあったんだ。

ボクの青春はまさにマンガだらけ。

友達なんか居なくても(実際居なかったわけだが)マンガがあれば十分満足だった。

当時を思い出しながら、少しばかり懐かしのマンガを並べてみるかな。

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野望の王国

雁屋哲&由起賢二のコンビによる、昭和を代表する名作中の名作劇画。

東大文Ⅰ(法学部:東大文系の、いや日本の全文系大学のトップ)に在学する橘征五郎と片岡仁の2人が、おのれの知力と胆力を武器に世の中に打って出る話。

暴力団、政治家、新興宗教などなど荒唐無稽ともいえるぶっ飛んだ舞台設定が昭和の無法さをかもし出している。

至る所に名言や人生哲学が散りばめられており、それがこの作品の魅力の一つ。

特に第一話冒頭にある「この世は荒野だ! 唯一野望を実行に移す者のみが この荒野を制することが出来るのだ!!」は他でも引用されるほど有名なセリフだ。

筆者も暗記するほどに何度も唱えたものである。

またこの作品では、橘&片岡の宿敵である柿崎憲なる登場人物が悪役ながらも人気を誇っているのが妙味

ちなみに原作の雁屋哲は後に「美味しんぼ」で新境地を切り開いたが、個人的にはアレはまったく評価していない、というかできない。

元からの雁哲ファンからすれば裏切り以外の何物でもなかろう。

生ぬるい人生に飽き飽きした向きには、ぜひ一読をお勧めする。

腸詰工場の少女

高橋葉介による名作短編。

高橋葉介といえば「夢幻紳士」や「クレイジーピエロ」あたりを挙げる人が多いんだが(「学校怪談」は論外。オハナシにならない)、いくら彼のファンを標榜しようとも、この「腸詰工場の少女」を挙げられない人はニセモノだ。

いわば真のヨースケ信者かどうかを判断する試金石ともいえる作品。

内容はあえて触れないけど、ダウナー系の名作であることは保証する。

どうぞ、一読あれ。

カリュウド

「ああ 殺したりねえ 殺したりねえ。もっと殺してやりゃよかったんだ。世の中にゃ殺しても殺してもあきたらねえヤツがウジャウジャいるんだ。そいつらをみんな道づれにしてやりゃよかったよ!」

そう叫びながら自分の小指をかみちぎって死刑執行された囚人の脳を移植された青年リョウ。

世の中には法では裁けない悪い奴らがウヨウヨしている。そんな悪人たちを見付けるたびに「殺せ、殺せ」と小指がうずく。

後の「ブラックエンジェルズ」にも通じるであろうピカレスクロマン。

さわやか青春マンガ路線が十八番の望月あきらにしては珍しい異色作。※原作は日向葵

正直、当時はあまり人気がなかったようで連載も中途で終わってしまったが、個人的には非常に好みの作品だった

恐怖列車

ホラーマンガといえば「エコエコアザラク」の古賀新一や御大・楳図かずおが有名だが、この日野日出志も忘れてはいけない。※「エコエコ~」についてはいずれキチンと言及する予定。

作風がアングラ過ぎて、なかなか表舞台に立つことはなかったのだが腕はまちがいなく一流。

地球へ・・・

ご存知、少女マンガ界の重鎮・竹宮恵子によるSF作品。

やおい好きの竹宮にしては珍しいSFモノだが、やはりところどころに「ぽさ」が感じられる。

舞台は近未来で、人類とミュー(超能力を持つ新人類)との戦いを描いた作品・・・というテイになっているが、裏側には「障碍者差別や人種差別」といったテーマが隠されている。

奥深い作品である。

個人的には物語中盤でキースに討たれてしまうシロエに一票を投じたい。

シロエが宇宙空間で討たれた際に、フィシスが彼の思念の一片を感じるクダリは名場面だと思う。

後々(2007年)TVでリメイク版をやったんだが、やはりダメだった。

いつも言うことだが、マンガやアニメはオリジナルが良いのであって、変な小細工を弄してリメイクや実写版をつくると必ずと言っていいほどコケる。

「サイボーグ009」然り、下で紹介している「きまぐれオレンジロード」然り、である。

悪魔の花嫁

悪魔のデイモスと美少女・美奈子との摩訶不思議な世界。

人間の愚かさを美奈子に説いて、自分の花嫁となって黄泉の国へ来るよう誘うデイモスとそれにあらがう美奈子。

ギリシャ神話を背景にした不思議な作品だ。

少女マンガにしては、珍しくダウナー系というかダーク系というか、とにかく風変わりな作風。

毎回デイモスが皮肉の利いたセリフを吐いて人間達をあざ笑うのだが、筆者はそれが大好物だった。

わたしの沖田くん

昭和の時代がいっぱい詰まった青春マンガ。

大学生の淡くてもどかしい恋愛ストーリーに、昭和特有の青臭い青春哲学がところどころに散りばめられているのが時代を感じさせる。

主人公の沖田総一と沢村琴を中心とした昭和の大学生ならではの人間模様がなつかしい。

スマホもPCもなかった時代の牧歌的な日常が舞台なんだが、どうということのないストーリーに青春の切なさや楽しさがギュッと詰められた良作品だと思う。

野部利雄の初期作品にして出世作といえる一編だろう。

ボクが中学・高校時代にハマったマンガの筆頭だ。

おすすめ度:★★★★★

きまぐれオレンジロード

今で言う「ハーレムマンガ」の草分け的な作品。

平成の作品で最も近いモノといえば「はがない(僕は友達が少ない)」になるんだろうが、あそこまで露骨なハーレムストーリーではない。

この作品と同時期には「タッチ」などのあだち充の作品群がスポットを浴びていたが、彼の作品がさわやかなスポーツ恋愛モノといった健全路線だったのに対して「きまオレ」はモテない男の子の妄想や願望をストーリー化したヲタ向け路線だった。

もちろん筆者もヲタ派である。

後々、続編的な意味で「その後のきまオレ」のような話も作られたが、正直言って蛇足であった。

マカロニほうれん荘

昭和の東洲斎写楽、鴨川つばめによるギャグマンガ。

この作品は当時のギャグマンガ界に新しい笑いを創り出した記念すべき作品だ。

それまではガキデカのような分かりやすい(下品な)ギャグがメインだったが、この作品ではシュールさと知的な笑いが登場した。

後年のインタビューで(鴨川が連載当時を振り返って)「毎回全力で取り組んだ。ヘトヘトになった」と言っているが、あのギャグをひねり出すのには相当エネルギーを使っていたことがうかがえる。

後に「マカロニ2」をやらかしてしまったのが唯一の汚点。

まだアニメ化しなかったのが救いかも知れないが。

魔獣戦線

永井豪が表だとすれば、石川賢は裏であろう。

何を言ってるのか訳が分からないかも知れないが、それで結構。

簡単に分かってもらっては、かえって困る。

知ってる人は知ってると思うが、永井豪のデビルマンの原作マンガの方(TV版はお子様向けにかなり修正してある)を更にグロくした作風が石川賢である。

ボクはその作風に憑りつかれてしまい、青春時代は永井豪より石川賢に傾倒したよ。

後々、続編が出たんだがやはり・・・だったのは言うまい。

のんきのまとめ

以上、全部で10の作品を挙げてみました。

すべてボク(のんき)の独断と好みで選んだんですが、実はまだまだあるんですよ、昭和のおススメ名作マンガが。

昭和のマンガ・アニメって、古い部分もあるんですがそれがかえってレトロ感といいますか、古き良き時代を思い出させてくれます。

「世は歌に連れ」といいますが、ボクにとっては「世はマンガ・アニメに連れ」です。

これはシリーズにしてまたやろうと思いますんで、パート2も乞う御期待!

★以下、追記 2017-01-10

傷追い人

これまた小池イズムがギュッと詰まった昭和の名劇画。

主人公の日本人ケースケ(後の白髪鬼)が殺された恋人の復讐を誓うという平凡な始まりから、いつのまにか世界を股にかける闇の組織との戦いに物語は発展していく。

その過程において出会う好敵手や女たちとの人間ドラマが味わい深い。

まさに小池一夫の真骨頂といえる。

男の生き様とは何か、を筆者はこの作品から学んだと思っている。

男の生き様といえば上で挙げた「野望の王国」もそうなのだが「ストーリー性の太さ」では「野望~」の方に軍配が上がるだろうか。

にしても、これはこれで十分水準を超えた名作である。

ラストがなんとも切ない終わり方であった。

尚、時をズラして「長男の時代」というハードボイルドマンガもあったのだが、本屋で何の気なしに立ち読みしたところ「傷追い人」が頭に連想されたことがあった。

画が「巨人の星」の川崎のぼるなのは当然として、ストーリーは誰なのかと見てみると・・・「原作:小池一夫」とあったのには参った。

迷走王ボーダー

バブル経済真っ只中に連載されていた、資本主義を真っ向から否定する左向きの作品。

時期が時期だっただけに世間からは見向きもされなかったようだが、筆者は密かに愛読していた。

資本主義システムに乗っかって生きている「あちら側」と社会の枠組みから出て生きている「こちら側」。

主人公・蜂須賀(はちすか)の独特な生きざまや思想が作品いっぱいに詰め込まれている。

この作品は大学時代に平凡な人生に行き詰りを感じていた筆者が、友達に教えてもらって一気にハマった作品だ。

その後、筆者は大学を中退して世間の裏街道を行くことになったのだが、この作品の影響が少なからずあったと思う。それほどの作品である。

尚、この作品を教えてくれた友達は今現在某大学の教授になっている。

一体全体、どういうことなのだろうか?

★以下、2017-01-20追記

ムジナ

厳密には平成のマンガなんだが、作品の空気感は完全に昭和だ。

忍者を題材にしたシリアスとギャグが混合している風変わりな作品。

シリアス8にギャグが2といったところだろうか。

人としての権利や資格のない忍者という存在をとりあげて、人間の業というか切なさや哀しさ、はたまたバカバカしさを上手い具合に描いていると思う。

このジャンルの大御所・白土三平とは一味違った人生哲学の味わいがある。

相原コージの異色作。

銭っ子 2017/3/30追記

水島新司による稀少作品(名作であると同時に野球以外のテーマだから)

裕福な家庭育った兄妹がひょんなことから両親を亡くしてしまい、そこからの転落人生を・・・といったありきたりな設定だが、その内容は十分濃いから安心してくれ。

人間の業を金というテーマで語った異色作。

水島先生にもこんな時代があったんだと感慨深い。

ちなみに、原作は花登筐(はなと こばこ)。

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