ブルセラ屋のシゲさん その1

なんか面白い話は無いかなって探してたんだけど、そうね、俺が20代の頃の話でも書こうかな。

自己紹介にも書いた様に俺は大学を中退してフラフラしてたんだけど、ひょんなことから攻略ネタを使うパチプロと知り合いになってその道へ入って行ったんだ。

それまでの俺といえば、人生の表舞台しか知らない坊ちゃんだったから見るモノ聞くモノ全部が新鮮で面白かったよ。

パチプロ(といっても俺は片足突っ込んだ程度だったが)なんてやってると、知り合う面々もそれなりにグレーな人間が多くてね、中でも俺の記憶に強く残ってるのが、麻雀で知り合ったブルセラ屋(※1)のシゲさん(もちろん仮名な)。

(※1)1990年代に流行った、女子中高生の体操服やパンツなんかを転売する商売だよ。当時はかなり儲かってたみたい。「ブルセラ」ってのはブルマやセーラー服を扱ってた所以。今のJK商売のハシリだね。

当時俺より少し上の30歳前ぐらいの人でね、とにかく目端の利いた人だった。

中学を卒業したらスグに商売始めたらしく(もちろん表商売じゃない)、騙されたり、脅されたりしながら色々あってブルセラ屋にたどり着いたって言ってたっけ。

そのブルセラ屋、バカみたいに儲かってたんだけど、なあんもしないで「放ったらかし」で月ン百万とか入って来てたらしい。

いくら何でもブルセラ商売じゃそこまでは難しいだろうって?

そうなんだよ、シゲさんはブルセラ以外にも金になる太い木を持ってたんだ。

何だと思う?

言っちゃえば簡単なんだけど、ちょっと考えてみてよ。

1990年代、胡散臭い商売人たちが群がって短期間で荒稼ぎしてたアレだよ。今はキレイごと並べて紳士面してる某IT社長とかも創業初期はアレでたんまり儲けてたってやつ。

そう、答えは『Q2ダイアル(通称:キューツー)』

知らない人のためにザックリ説明しとくと、今の出会い系の電話と同じだよ。当時は出会い系のメールや電話なんて無かった時代でね、Q2回線って言われた特別なラインでやるこの出会い系電話が大流行したんだよ。人間ていつの時代も男女の出会いには飢えてるんだね(笑)

おっと、途中になって悪いけど今日は今から用事があったの忘れてたわ。

すまないけど、つづきは次回ということで。

じゃ。